マサラ上映と絶叫上映
11月3日に行われた絶叫爆裂マサラ上映と絶叫上映のはしご上映に参加してきたので、そのレポートをと思ったのですが、そもそも絶叫だのマサラだのってなんだよ、って方もいるんじゃないかと思いまして、まずはそもそもの「絶叫」「マサラ」上映とは何ぞやを別記事にすることにしました。
色々定義はあるかと思いますが、私が知っている限りの知識をまとめますとこうなります。
マサラ上映→上映中の声出し、鳴り物、光り物の使用O.K.
クラッカー、紙吹雪の使用O.K.
絶叫上映→上映中の声出し、鳴り物、光り物の使用O.K.
要するに、南インドで行われている(らしい)上映スタイルを「マサラ」上映と称し、クラッカー、紙吹雪が使えないものを「絶叫」上映と言っている感じですね。
主に首都圏ではV8Jさん(https://v8japan.wixsite.com/v8japan)が企画してくださっています。(もちろん、映画館独自での企画もある)
関西圏だと塚口サンサン劇場さん
が有名かな?
私は今回、マサラ上映と言われるものは初めての参加でした。
絶叫にしてもマサラにしても手練れの者が必ずいるので、声だし、紙吹雪のタイミングだの鳴り物の鳴らすタイミングだの分からない、勇気が出ないと言う人でも手練れに続いてやればいいので初心者でも全然楽しめます。
鳴り物はV8Jさんの企画だとタンバリンか鈴という決まりが多いのですが、主催者や場所によっては小さな太鼓も使用可能の場合もあるようです。タンバリンは大体皆さん100均ですね。壊れても惜しくないので。
光り物に関しては、コンサートで使うようなキングブレードやペンライトをお使いの方が多いです。
上のはスマホとかで調整できる物で下のはそれが出来ないのですが、私は下の物を使っています。白色発光が出来るので、S.S.ラージャマウリ監督が「私の色は白」と仰ったときに発光させることが出来ました(古い物は白が無いらしい)。下のやつでもいいと思いますね。
ちょっと高いけど、物もいいしカッコいいし気に入っています。
光り物に3000円近くも出せないよ、と言う方は100均のサイリュウムでも全然楽しめるし、むしろ光り物は管理(使わない時は消す隠す配慮が必要)が面倒なのでなくてもいいぐらいです。
紙吹雪ですが、これはお花紙と呼ばれる体育祭などの時に作る紙花に使う紙で作るのをお勧めします。
このメーカー以外のもあります。
あと、ネットを見ていると薄手のチラシを切っている方も見かけますね。
お勧めしないのは折り紙。
お花紙を切る体力が無いだろうと友人が小さい折り紙(5センチ四方)を使えばいいのでは?と提案してくれたのでやってみたのですが、そもそも折り紙は紙が厚くしっかりしているので、どんなに解してもかたまってしまって、その塊のまま投げた時に空中で解けなかったら凶器になりかねない懸念があります。割と高確率で塊のまま落ちるんですよね、紙吹雪。
そして、硬いので首などに落ちてきたときに痛いんじゃないかと。業者の紙吹雪(お花紙より少し厚め)ですら首に当たると痛かったらしいので…。
それらの心配があるので、人の上に被るようには投げられず、投げるときにもできる限り一枚一枚をばらけさせてくっつかないように握り込んで投げるので要らない神経を使うことになりました。映画見られない。
今回は通路席を確保できたので、通路に投げました。人に当たらないからね。
まあ、長方形や三角に切れば紙同士が固まる心配は無くなるかもしれませんけど...。首筋に入るとチクチクするかな。
あ、結構服中に紙入りますよ。
紙吹雪なんかつくってられるかーい!!な向きには、紙吹雪の再利用をお勧めします。大体もう、気の狂った人間(褒め言葉)たちが爆盛で紙吹雪を作ってますので、結構自分の腕とか腰回りとか背中とかに積もるんです。
雪だけに積もります。
それをね、こう、手に握って投げると。もう、それで十分楽しめます。
クラッカーは、これはちょっと職人芸てきなところがあるので、初心者は持って行かなくてもいいかなぁと。個人的にはクラッカー苦手なので隣で鳴らしてもらいたくない気持ちもある…。
でも、凄い良いタイミングで鳴らされるクラッカーは良いものです。
マサラ上映と絶叫上映というのは、だいたいこんな感じです。
マサラはインド系映画がおおいかな。絶叫はV8Jさんの始まりがマッドマックスだったということでも分かるように、色んな映画でやっています。バーフバリだけではないんだな。グレーテストショーマンとかラ・ラ・ランドでも確かやっていたかと。
興味のある映画でイベント上映があったら、行ってみるといいと思いますよ。楽しいですから!
バーフバリ2IMAX版とバーフバリ1,2完全版極上音響上映
109シネマズ二子玉川でバーフバリ2IMAX版、立川シネマシティにてバーフバリ1,2完全版極上音響二部作一挙上映を見てきました。
まず、IMAX版。
編集が少し違うらしいんですが、不心得者のマヒシュマティ国民なのであまり認識できず。ただただ分かるのは、「これは新しいバーフバリだ」と感じること。
色彩の鮮やかさ。隅から隅まで細部が見られる贅沢さ。
音響の良さ。
画面が広いためにあたかも自分がそこにいるかのような没入感。
とにかく凄い。凄いしか言葉を無くすぐらい凄い。
通常上映のバーフバリを何度でも見たくなるように、「IMAX版のバーフバリ」を何度でも見たくなる。
ところが、これ、2週間限定上映だったのでもう見られない・・・。
私、1回しか見られなかった。
辛い、マジ辛い。
またやってくれないかなぁ・・・。
続きましては、立川シネマシティの極上音響二部作一挙上映。
まず、初めて見るバーフバリ伝説誕生の完全版は念願の滝ダンスとマノハリが見られて願いが結願しました。ありがとうございます。ひたすら我が王の酔っ払い演技の凄さに見惚れておりました。何あのエロさ。
もともと、伝説誕生はそれほど好きではなかったのですが、完全版は結構すきです。何が違うんだろう、何が違ったんだろう。イマイチ理解できなかった序盤のマヘンドラが何となく以前より理解できた気がします。
さて、音の方ですが、以前王の凱旋を極音で見た時に「金属音がかなり耳につく」状態で正直な感想を言うと、ちょっと好きになれないところがあったのですが、今回はそこそこいい具合の金属音加減で相当調整したんだなぁと。
あと、どうも我が王の声に違和感があるな、と思っていたらTwitterで「台詞が高音に調整されている」と言うご意見がありまして、なるほど、と。違和感がありますが、そのおかげでセリフは聞き取りやすいです。どっちか良いかは賛否両論かもしれません。やはり、あの低音が良いのだ、と言う方もいるでしょうから。
全体的にヨダレが出そうなぐらいの素晴らしい音響でした。
もう、身体が音に浸る状態。
さすが立川シネマシティ。これ、クイーンの映画(ボヘミアン・ラプソディ)ここでみたら凄そう。やらないのかな?(上映予定に入ってない気が・・・)
かえすがえすもIMAX版を一度しか見られなかったことが悔やまれます。ホントにホントにまたやってほしい。
はー、バーフバリに出会えて幸せ。
めぐり逢わせのお弁当 (原題:Dabba)
この映画とあと1枚ダンガルを見たらTSUTAYAディスカスで借りられるインド映画を見終わります(多分)。やっと来月はNetflixと契約できるぞ~。あと8枚借りる権利あるけど、消化できない!!
さて、この作品、調べるとインドだけの製作ではないようですね。インド・フランス・ドイツの合作とのこと。なるほど、どうりでインド映画らしくないわけだ。
まあ、インド映画と言うと確かに歌と踊りなんですけど、ほんと最近はそういう型に嵌らない映画もあります。
この作品は「絶対配達を間違えるはずのないお弁当配達システム」が間違ったら?そこからどんなドラマが生まれるのか?と言うちょっと面白い視点からの作品。
色々言っちゃうと面白くないからあらすじすら書きませんけど、派手さが無い淡々と話が進む系のお話で、飽きが来ないのはチョイチョイいい具合のスパイスが利いていること。ホントに何気ないスパイスなんですが、インド料理のスパイスがそうであるように、ほんの少し入れているだけなのに実にいい味を出すのです。
ちなみに、Wikipedia先生は物語全部書いちゃってるので、未見の方は注意してください(2018年10月28日現在)。
そういや、主役の初老の男性サージャン役の方、どっかで見たな~と思ったらスラムドッグ$ミリオネラの警部さんでしたか!!イルファーン・カーンと仰る方なのですが、インド国外の出演が多い方ですね。アメージングスパイダーマンとかジュラシックワールドとか出てます。
話の展開の巧みさで、ぐいぐい話に引き込まれる良い作品なのですが・・・結末が・・・いや、あれはあれでいいと思うんですが・・・。どんな結末かは見てからのお楽しみ!
静かな味のある映画を見たい方にはお勧めです。とてもいい作品です。
インパクト・クラッシュ(原題 The Ghazi Attack)
バーフバリのバラーラデーヴァ役ラーナー・ダッグバーティさんが主演の潜水艦映画です。
- 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
- 発売日: 2018/10/03
- メディア: DVD
- この商品を含むブログを見る
とにかく、戦争映画として良くできているし、潜水艦が主体というのも珍しい気がします。
舞台は第三次印パ戦争。
パキスタンの最強潜水艦ガンジー号相手に、やるかやられるか、やられるか、やられるか、やられ…といった息をつかせぬ展開の演出が見事。
そして、初めはクレイジーな艦長を抑える側だった常識的で優等生的な主人公が段々艦長を理解しだす流れもいい。
正直なところ、ラナさんやナーサルさん(ビッジャラデーヴァ役)目当てでDVDを購入した面があったのですが、見てとても良かったので、どんなきっかけでも見ることができて嬉しい。
軍服姿のラナさんの破壊力もすごいですが、ナーサルさんのイケオジな格好良さが痺れます。めちゃくちゃかっこいい。あと、艦長!シク教徒なので制帽の代わりにターバンを巻いてるのですが、これがもう、本当に素敵(実際インド軍の制服はシク教徒のためにターバンも制式採用している)。
難点をもうせば、VFXでしょうか。
明らかにCG。どう見てもCG。
いや、そこは模型で撮影しませんか?と提案したくなるぐらいCG。
あと、DVDはヒンディー語版なのでラナさんの声などほぼ吹き替えになってるので、本来のラナさんの声ではなく違和感がありました。テルグ語版で見たかったです。
しかし、そんな難点を飛ばすぐらいストーリー展開がハラハラドキドキします。
えー、インド映画って歌って踊るんでしょ?なんて思ってる方から、インド映画大好きな方、ミリタリー好きの方まで、お勧めいたします。
選ばれし人気店 印度料理シタール 濃厚バターチキンカレー
【食べた日 2018/10/11】
商品名:選ばれし人気店 印度料理シタール 濃厚バターチキンカレー
販売者:ハウス食品(株)
だいたいの価格:300円強 (税別)(すいません、レシート捨ててしまった)
内容量:180g
調理方法:熱湯3~5分 レンジ(500w1分30秒、600w1分20秒、700w1分)
もう、ほとんど食べつくしたと思っていたレトルトバターチキン。
もうないだろうと思っていたレトルトバターチキン。
普通の日本のレトルトカレーをたべようとスーパー寄ったら目が合っちゃったよ、新製品。
買うしかないっしょ~~~~~!!
ってことで食べました。
まずはこの色を見てください。
黄色いんです。これまでのバターチキンと言いますと、
こんな感じで割と黄土色~赤なわけです。黄色って初めてみました。
だからでしょうか、トマトの酸味はきつくなくクリームの味が濃厚なのです。
トマトの酸味が全く無いわけでも無いところがポイント。味のバランスの良さを生かしつつクリーミーさを前面に押し出してきた憎い味付け。上手い。
ちなみに辛さは唐辛子系ではないではない胡椒系な感じです。
お肉はホロホロに解けているので、細かいお肉になっていますが、そこそこの量はありますので、物足りなさは感じません。
プラバースさんはバターチキンを「クリームチキン」と言う事があるんですね。これを食べながら思ったのが、もしかしたら彼の言う「クリームチキン」はこういう味なのではないかということ。
クリーム系としておススメです。
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なんで、10箱売りしかないんだ…。
バードシャー テルグの皇帝
テルグ映画の主役として必ず名前があがるJr.NTRの主演作品。
NTRは高名なおじいさまと同じ名前なので、Jr.が前についてます。N・T・ラーマ・ラオ・ジュニアとか、日本ではNTRジュニアとか表記する時も。
この方はとにかくダンスが上手です。以前、このブログでもご紹介させていただきました。
さて、本作。
おなじみのところでは、マガディーラのミトラ姫のカージャル・アグルワールさんとビッジャラデーヴァのナーサルさんが出演しています。そして、みんな大好き、ブラフマーナンダムさん。誰だそれ?って?南インド映画をみているとチョイチョイ出てくるバイプレーヤーです。このひとがまあ、いい味出すんですよ。
カージャルたんは相変わらずの可愛らしさとちょっと生粋っぽいところが良い感じでした。ナーサルさんは警察官のお偉いさんなんですが、カッコよかった!がっちがっちの堅物家長で家族にスパルタで接するんですが、面白おかしいのにカッコいい。いいものみたわ~。
Jr.NTRさん。ダンスシーンを見て、唸る。上手い。最高に上手い。
演技も悪くない。特筆するほど印象深い演技をするわけではないのだけれども、普通に演技上手いです。
随所にじいちゃんネタが出て来て、その名前の大きさがいかばかりかと思いました。日本人だと想像つきにくいよね。どうやら「神」とまで言われた方の様です。政治家としても活躍していたようで、アーンドラ・プラデーシュ州(トリウッドの本拠地ハイデラバードのある州)の州首相を勤めた方だとか。
かわいい系の南インド人(プラバースさん系統というか)の顔立ちだけどもアクション っ ょ ぃ 。カッコいい。存在感ピカイチ。宝塚風に言えば、「華がある」。
そりゃもう、おじいさまの七光りが無くてもこの人はスターになってましたね。はい。
作品的にまずびっくりしたのが、「警察官が良い者として描かれている!」と言う事。もちろん、御多分に漏れず悪い警察官も出てきますが、警察官がちゃんと悪を挫くものとして描かれているのは珍しい気がします(たしか、プラバースさんのBillaに出てくる警察官はいい人だったけど。あと、ラジニ様作品で警察官が堅いあこがれの職業として出てきたこともあったかな。でもそれぐらいしか記憶にない)。しかもヒーロー扱い。まじか。
ほんともうね、リアルインディアンポリスどんだけ腐敗してんのよ、っていつも苦笑いしてましたから。賄賂貰うシーンとか多いですもの。あと被疑者に暴力とか。
結局ね、リアルでその国の警察に正義が無ければ、虚構で警察がヒーローになることは無いと私は思うんですね。それこそリアリティがなくなっちゃうから。だからインド警察どないやねん、と思ってたんですが、ちゃんと正義があるようでよかった。
ストーリー的にもまあまあかな。ちょっとインパクトに欠けるのが難点かな。ストーリーあんまり覚えてない…。
実はあまり期待していなかったのですが、娯楽として十分楽しめました。
Jr.NTRさんのコメディシーンはとっても可愛くてキュートですし。踊らせると最強だし。
惜しむらくは、NTRネタが全く分からない事ですかね。知ってるともっと面白かっただろうになぁ~。
カップヌードル インド風バターチキンカリー
【食べた日 2018/9/28】
商品名:カップヌードル インド風バターチキンカリー
製造者:日清食品株式会社
希望小売価格:180円 (税別)
内容量:60g
調理方法:熱湯3分
お待たせいたしました!バターチキンと聞いて私が食べないわけがない!「カップヌードル インド風バターチキンカリー」のレビューです。
結論:日本人の考えるバターチキンの味を良く再現している
で、ございます。
スパイスの奥深さは皆無ですが、日本人向けバターチキンとしては十分においしいので日清さんは頑張ったなぁと思います。ちなみに、辛くありません。
酸味とクリーミーさのバランスが非常にいい。
カップの上に別添えの小袋があって、中は赤い油のようなものなので「辛味成分?」と思ったのですが、どうも違うっぽい。バターフレーバーオイルだそうな。
ただまあ、ナンを付けて食べたいかと聞かれたら、Noですね。それはさすがに無理があろう。甘いし粘度がナンに付けるには低いので無理じゃないかな。だもんで、「ナンをつけて…」は「それぐらい本物に近い」ってことでしょうね。あ、ご飯は残りの汁に入れて食べてるのはよさそう。
ちょっとどんなもんかな、と疑ってかかっていたのですが、さすが日清。想像以上に美味しいバターチキンで、下手なレトルトを食べるより美味しいです。値段も安いし、また食べたいですね。
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