Darling Darling

Prabhas's fan blog in Japan

GUNDY

 今年のインデアンシネマウイーク(ICW)で上映され、Twitterで噂になっていた「GUNDAY ならず者たち」をICWリターンズで見てきました。劇場はキネカ大森です。

icwjapan.com

 

 YouTubeに公式フルビデオあるかな~と思ったんですがざっと探したところでは見当たらず。

 トレイラーとかダンスとかはありました。

 で、結論から先に言えば、非常によくできた面白い作品です。

 型を破っていないものの、面白いぐらいに型にはまっているので気持ちいです。

 まず、ストーリー展開が人の心を掴んで離さないようにできている。兄弟のように育った難民孤児がのし上がって町のドンになり、その友情が続くかと思われたが…という若干ありがちな気がしなくもないストーリーでありながら、役者が上手いのか、演出が上手いのか、脚本家がやり手なのか、それらすべてなのか、見ていて飽きさせないし主人公達に感情移入するのでドキドキしながら手に汗握って映画を見ることになります。

 気持ちいいぐらいに話が進んで行きます。

 バングラデシュ国境で難民となった子供たちの悲哀をうまく盛り込んで、娯楽映画でありながら深みを持たせているのも「うまいなぁ」と思いました。

 

 キャストも素晴らしい。

 特に子供時代を演じている役者さんが大人のランヴィール・シンとアルジュン・カプールに顔立ちとかそっくりなんですよ。そしてこの子たちがまた、いい演技するんだ。で、その子供たちから大人に切り替わっても違和感ないんですよね。これがまた、作品に没頭させる要因にもなっていました。似てないとねぇ、「違うやん」って現実に返っちゃうでしょ?

 そして、シュッとしていて知恵の回るビクラム(ランヴィール・シン)と丸っこくて体を動かす方が向いているバラ(アルジュン・カプール)のバランスの良さ。唯一無二の友達である説得力あるキャラクターと演技。お見事でした。この二人にハマる方がいるのもうなずけます。

 ヒロインのプリヤンカ・チョープラーの美しさ。目を見張るほど見事なファムファタール

 敵対する警察官にイルファン・カーン。もう、いい味出しまくってて作品をきゅっきゅっと締めてくれます。どっかで見たことある顔だなぁ、と思ってたらスラムドッグ$ミリオネラの警察官や巡りあわせのお弁当の主役の方でした。

 

 忘れてならないラストシーンのカタルシス

 とどめです。

 

 本当に一見の価値のある作品です。

 日本語字幕で見られたことを感謝しました。

 

 あー、GINDAYでマサラやらないかなぁ~。

 

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